頭がさがります

終わったかと思った梅雨が復活し、
憂鬱な日が続いてますが皆様いかがお過ごしでしょうか?

今回はリノベーション工事でお手伝い頂いている大工さんとの現場での会話から
投稿させて頂きます。


リノベーション工事をする建物は大体築20年から45年くらい、中には60年超の
建物もあり、大抵の柱は歪みを生じてます。それも同じ方向ではなく、右に左に
ねじれ ひどい時は”くの字“や”Sの字”にねじれているものも有ります。


当然それをそのままの状態で下地のボードを張るわけには行きません。
そこで大工さんは建ち(垂直)を出し、左右・正面に添木をして垂直を確保し、
ひどい時には添木をした上で、更に出っ張ている箇所をカンナで削って補正を行い、
次工程の下地PB(プラスターボード)の不陸を解消する様にして頂いてます。
その下地にクロスを貼って行くのですが、下地の具合如何で仕上がりに大きな差が出て
きます、真に
”胆”の部分です。

また、エコワークスでは内部の建具枠に杉の無垢材をよく使うのですが、その化粧面を
綺麗に保つために全ての化粧枠の裏側に背割り・サクリを入れ10年先も反りや割れ
が出ない様にしているとの事で、本当に頭が下がります。

次工程の作業効率・精度の事、10年後のお住いの事しっかり考えて手間ひまかけて
工事をして頂いているおかげで、お客様にもご満足頂けているかと思います。

出水のリノベモデルも早8年経過しました、初めての方も、一度見学された方も
今一度前述の地味な作業の経年変化を、違った視点から見てみるのも面白いと思います。

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暑さとともに再三のコロナ禍中で落ち着かない日々が続いております。
くれぐれも ご自愛くださいませ。


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