47年前に建てられたY邸はご主人のご実家。33年前のご結婚を機に増築やリフォームを施し、大事に住み継いできた。しかし、細かく区切られた元の家は全体的に室内が暗く、床下からの冷気にも悩まされていた。「建て直すか、それとも、リノベーションするか」。迷いながらもインターネットで地元・福岡のハウスメーカーを探したおふたりが、ピンときた会社が[エコワークス]だった。
「前から会社の考え方やコンセプトに共感していました。大野城のモデルハウスへ足を運び、実際に話を伺って、ますます信頼が深まったのです」。
ここならこの家を明るく、温かく生まれ変わらせてくれる。そう確信したYさんの希望を受け、家の解体が始まった。「家を解体すると表面上では分からなかったシロアリの巣が見つかり、被害が広がる前に無事に取り除くことができました。大掛かりなリノベーションでしたが、思い切って実行して本当に良かったです」とご夫婦は振り返る。
新しくする部分は新しく、大事な思い出は活かす
47年前のブロック基礎はポイントごとに修理し耐震性を強化。床下には室内への冷気や湿気を防ぐ対策を施した。構造上、必要な柱や梁を残して、しっかりと耐震補強を行ったうえで個室をつなぐことにより、1階には大きなLDKが誕生。以前よりも大きくなった窓には遮音性や断熱性に優れたペアガラスを入れることにより快適な室内環境が確保された。「以前はゴミ収集車の音が遠くても聞こえていたのですが、今は全く聞こえなくて通り過ぎてしまうほど静かなんです」。
「一方で、昔飼っていたネコの爪あとが残った柱などは色を塗り直して新しい空間でも活かしてくださいました」とご夫婦。家の思い出を残しつつ、新しくすべき所は新しく、強くすべきところは強くする。その細やかな心遣いが[エコワークス]の仕事の真骨頂。家の寿命を延ばすのはもちろん、家族が笑顔で過ごせるリノベーションの理由だ。